厳しい残暑にも、次第に体が慣れてきましたが、そんな中、今年は非常に特徴的なお悩みが増えています。それは、五十肩と腰痛。どちらも、鍼灸治療が効くお悩みですが、この夏は、特に増えているような…。
詳しくお話を伺ってみると、みなさんにはある共通点がありました。それは、「リモートワーク」。新型コロナウイルスの感染拡大により外出自粛となった今年は、会社に行かずに自宅でパソコンに向かう人が非常に増えています。その負担が、体の不調となった現れているのです。
分析してみると、リモートワークにはこんな問題点が。
1. 通勤しないことで、「歩かない、動かない」の運動不足に
2. 一日の中の多くの時間を、椅子に座った状態で過ごす
3. ノートパソコンを使うことで、巻き肩、首が前に出る猫背姿勢に
4. PCやスマホに向かう時間が増え、目の疲れから首筋・背中がガチガチに
5. 冷房の部屋で長時間動かないため、筋肉が冷えてさらに固まる
いかがですか? これはまさに、「リモートワーク症候群」。あなたやご家族にも、思い当たるのではないでしょうか。
「リモートワーク症候群」は、首・肩・腰の症状として現れますが、その奥には、悪い姿勢、目の疲れ、ストレス、冷えなど、さまざまな要素が隠れています。
そこで鍼灸治療を! 鍼灸ではまず、不調のベースにある全身の状態を整え、その上で痛みやコリといったお悩みを和らげていきます。そのため、今ある痛みや不調を緩和するのはもちろん、日々の生活でたまった負荷をリセットする〝メンテナンス〟にもなるのです。
これから始まる「新しい生活様式」に、ぜひ、鍼灸をお役立てください。