血の滞りそれすなわち瘀血⓶

前回の続きです!

まずは③血虚→血自体が足りないため、流れる勢いが弱いについてです。

水の量が多い川と少ない川、どちらが流れる勢いが強そうですか?

やはり多い川ですよね。豪雨で増水した川の流れって凄まじいですからね。

この血が足りなくなる「血虚」の原因は以下のものが考えられます。

①ケガや女性の月経で大量の出血をした
②出産
③食が細く、血があまり作られない

などです。(↑血虚っぽいイメージ図です。爪や舌の色が淡いのも特徴です)

そして残りの「寒」と「熱」、正反対のものですが、どちらも瘀血の原因となります。

まず④ですが、寒い季節には液体、凍りますよね?血ももちろん液体ですので、凍るまではいかないですが流れは悪くなります。

そして⑤ですが、熱で血が煮詰まってしまいドロドロになった状態です。

これからの季節は④の原因となりますが、冷たいものばかり食べたり飲んだりしていても原因となる他、夏場でもエアコンに当たりすぎて体を冷やしてしまっても原因となります。

↑特に今の時期はこのパターンの瘀血が多いかもしれません。

また、暑い夏は⑤の原因となりますが、体を冷やす力が足りなくなったり、ストレスが過剰にかかることによって体の中に熱が溜まり、それが原因となることもあります。

↑今の時期でものぼせ感や他の人より暑がりな方はこのパターンもアリです

以上、血の滞りそれすなわち「瘀血」シリーズでした!